MRIの加齢性変化について

人は加齢とともに椎間板が変形をします。これは、年齢を重ねる事によって椎間板に含まれている水分が失われる事が主な原因と考えられています。水分の状態はMRIを撮影すれば判断できますが、椎間板の変形(例えばヘルニア)自体が交通事故によって引き起こされたものか否かの判断は非常に難しいものとなります。

ただ、間違いなく外傷性のヘルニア等に当たるか否かの判断はMRIを見ると何となくわかるものです。骨棘の形成、椎間板の水分喪失、全体的な椎間板の変形の程度などを総合的に見て判断しますが、確実な判断基準はありません。

また、質問の多い脊柱管狭窄ですが、脊柱管狭窄症などと診断されている場合は、後遺障害の認定では原則として年齢性のものと判断されます。つまり、14級に留まりますが、ここで原則と説明したのは、12級が認定された経験があるからです。

つまり、事故直前のMRIでもない限り、椎間板の変形が加齢性か、交通事故による外傷性かの確実な判断は、95%判別不可能なのが実情です。

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  1. はいおく より:

    交通事故で、胸椎圧迫骨折と診断され入院。その中で四番とか十番とかかわったりCTにしか写らないとかいろいろありました。退院して、日曜日にやってる病院に転院し、治療を続けているのですが、胸椎じゃなく腰椎圧迫骨折だった!とかMRIを撮り直したらもとからあるヘルニアを見間違えたのでは?など言われだし、困りはてています。どうしたら良いとおもいますか?こんなことあるんでしょうか?

    • 戦略法務 より:

      画像検査を受けて、それが圧迫骨折なのか、それ以外のものなのかという判断が難しい時はあります。実際、その画像を見る医師によって、圧迫骨折と診断したり、血腫だと診断したり、その判断が分かれるときはあります。
      ただ、腰椎と腰椎を見間違えるという事はないと思われます。

  2. なおちゃん より:

    電気生理学的検査は何科になるのでしょか?精神・神経科でしょうか?

    • 戦略法務 より:

      筋電図宇藤の電気検査は、神経科もしくは神経内科となります。

  3. 加藤 より:

    笠原様
    今月12日に信号待ちをしていたところ、後方より追突されました。たいしたスピードではありませんが、首の痛みがあり、翌日整形外科でレントゲンを撮っていただいたところ、頚椎捻挫の診断をされました。実は15年前くらいにも、バイクの事故で頚椎を損傷しており、今回再び再発したようです。
    ネットで色々調べるいるうちに、保険会社の卑劣さを知ることができました。

    現在通院中ですが、恐らく三ヵ月後には「打ち切り」の連絡が来ることを想定しています。

    今回は出きる限り治したい希望と、当然痛みに伴う慰謝料を頂きたく思い、メールしました。

    • 行政書士 笠原 より:

      事故の衝撃が極めて低い場合や治療状況によっては3カ月で打ち切りという事もありますが、通常は半年が目安です。

      ご相談、ご依頼はどこの地域であっても、そのサポート内容に差は出ませんので、お住まいの地域であっても支障は全くございません。
      *一部投稿内容を削除・修正させていただきました。