視診

交通事故により意識不明で救急搬送された場合は別として、まず、病院へ行った際には目で見る視診が行われます。後遺障害の残存が予想される場合には、すでにここから戦いが始まっています。

有能な医師は診察室に入った時の動作などを観察している可能性が大です。右手が上がらないといっているのにドアを右手で勢いよく閉める事はあり得ません。各動作によって体の状態を観察しています。

そして、体の変形です。これは痛みや神経障害の為に筋萎縮が生じることがあるので患部の肥大や収縮について診察されます。関節の脱臼や骨折が治った後に手足の長さに差が生じることもあります。

次に、皮膚の色が確認されます。

腫れているか、赤くなっているか、出血の有無が診察されますが、その大きさと範囲がポイントとなります。もちろん、カルテに記載していただきます。

そのほかにも以下のようなものがあります。

・呼吸
・言語障害
・体温
・視力
・聴力
・臭覚

以上を全て行うことはほとんどないですが、
場合によっては自ら申告しカルテに記載をしていただかないと”後の祭り”となって後遺障害の認定が困難になる場合があります。

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