第9条 自動車損害賠償責任保険証明書の提示

第9条
道路運送車両法第四条 、第三十四条第一項、第三十六条の二第三項、第六十条第一項、第六十二条第二項(第六十三条第三項及び第六十七条第四項において準用する場合を含む。)、第六十七条第一項(使用者の変更に係る部分に限る。)、第七十一条第四項又は第九十七条の三に規定する処分を受けようとする者は、当該行政庁(同法第七十四条の四 の規定の適用があるときは、軽自動車検査協会。次項から第五項までにおいて同じ。)に対して、自動車損害賠償責任保険証明書をも提示しなければならない。ただし、同法第九十四条の五第八項 の規定により保安基準適合証の提出があつた場合において、同法第六十二条第二項 に規定する処分を受けようとするときは、国土交通省令で定める方法により作成した自動車損害賠償責任保険証明書の写しの提出をもつて、自動車損害賠償責任保険証明書の提示に代えることができる。
2  前項本文の場合において、同項本文の処分を受けようとする者は、政令で定めるところにより、保険会社に委託して、当該自動車損害賠償責任保険証明書に記載すべき事項を電磁的方法(電子情報処理組織を使用する方法その他の情報通信の技術を利用する方法であつて国土交通省令で定めるものをいう。)により道路運送車両法第七条第四項 の登録情報処理機関(次項及び第四項において「登録情報処理機関」という。)に提供することができる。
3  前項の規定により自動車損害賠償責任保険証明書に記載すべき事項が登録情報処理機関に提供されたときは、第一項本文の処分を受けようとする者は、当該自動車損害賠償責任保険証明書を当該行政庁に提示したものとみなす。
4  前項の場合において、当該行政庁は、登録情報処理機関に対し、国土交通省令で定めるところにより、必要な事項を照会するものとする。
5  当該行政庁は、自動車損害賠償責任保険証明書の提示又はその写しの提出がないときは、第一項の処分をしないものとする。道路運送車両法第五十八条第一項 に規定する検査対象外軽自動車以外の自動車について、その提示又は提出があつた自動車損害賠償責任保険証明書又はその写しに記載された保険期間が、当該自動車検査証に記入すべき有効期間又は臨時運行の許可の有効期間若しくは回送運行許可証の有効期間が満了する日までの期間の全部と重複するものでない場合においても、同様とする。
6  道路運送車両法第九十四条の五第一項 の規定により保安基準適合証及び保安基準適合標章の交付を請求しようとする者は、同法第九十四条の三第一項 の指定自動車整備事業者に対して、自動車損害賠償責任保険証明書を提示しなければならない。
7  指定自動車整備事業者は、前項の規定による提示がないとき、又はその提示があつた自動車損害賠償責任保険証明書に記載された保険期間が、その日から道路運送車両法第九十四条の五第八項 の規定により保安基準適合証の提出があつた場合において記入されるべき同法第六十一条第一項 に規定する自動車検査証の有効期間が満了する日までの期間の全部と重複するものでないときは、同法第九十四条の五第一項 の規定にかかわらず、保安基準適合証及び保安基準適合標章を交付してはならない。

この条文によって、車検を受ける際に自賠責保険に加入をしなければならない事を義務付けています。車検の時に加入する自賠責保険の契約期間は次回の車検を受けるまでの期間を満たしていなくてはなりません。

また、臨時運行、いわゆる仮ナンと呼ばれる手続きの際にも、臨時運行の許可期間は自賠責保険に加入をしていなくてはならないと規定しています。

他にも、原本を提示すると車両の運行が出来なくなるので、自賠責証書のコピーの提示で良いといった事が規定されていますが、いずれも交通事故の後遺障害という視点からは全くの無関係です。

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