交通事故の治療の時にはよほどのことがない限り医師の診察を受けると思います。*医師とは病院の先生のことで、鍼灸マッサージ、接骨院の先生ではありません。
そして、ここで注意したいのは、真っ当な後遺障害の等級が認定されるためには、医師との関係を良好に保つということです。
医師は気難しい方が非常に多く、患者の些細なお願いを聞いてくれない事も結構あります。そして大抵の医師は持論を曲げないのです。MRIの撮影を頼んでも「頚椎捻挫でMRIは必要ない!」と怒りだす医師も存在します。医師に追加書類の作成をお願いしても「こんなものは書けない!」と書類の中を2秒ほど見ただけで突き返される事もあります。
しかし、後遺障害の等級が書類審査であるという性質上、医師の協力は非常に重要です。
後遺障害のために医師の協力が必要な理由
適正な等級を得るためには、後遺障害の審査を行うに必ず必要な後遺障害診断書の作成をお願いすることになります。場合によっては、患者から別の診断書や意見書、後遺障害の立証に必要な医療照会書への回答をお願いする場合もあります。
ほかにも、神経学的検査やMRIなどの各検査やその検査先の病院の紹介(診療情報の提供)をお願いする必要もあります。
このようなことをスムーズに進めるためにも、患者のお願いを快諾していただけるよう、医師との関係は良好に保ってください。
医師が協力的でない場合
医師との相性が悪い場合には、転院をおすすめします。また、「この先生は頑固一徹だ」と感じた場合も転院をお勧めします。
転院の際には差し障りのない理由を伝え、必ずその医師から紹介状を作成していただいてから違う病院への転院をします。
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