SLRテスト(staraight leg raising test)

SLRテスト(staraight leg raising test)は、神経学的所見というよりは理学的所見でしょうか。それはともかく、SLRテストは腰椎ヘルニアなどで神経根が圧迫されたときに異常が見られるテストです。SLRラセーグ兆候ともいいます。

SLRテストは仰向けになり片足を上げます。すると、おしりから足にかけて放射痛、痺れ(坐骨神経痛)が発生します。
SLRテスト
このSLRテストでは、L4-L5,L5-S1高位の腰椎椎間板ヘルニアなどで上記症状が現れます。

SLRテストは、ヘルニアを診断する上でとても参考になる検査ですが、自覚症状のみで検査結果を出すものなので、詐病が可能なことから後遺障害認定作業ではさほど重要視はされません。

しかし、医学的には腰椎ヘルニアを診断する上では、最も有効とされています。こういった医学と後遺障害認定基準に差があるのが交通事故の難しいところです。

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  1. 原付で事故りました より:

    2015年7月10日、当方が原付で走行中、相手軽自動車の無理な追越により接触して転倒しました。
    このとき腰をバイクにぶつけるか、ひねるかしてしまい、8月6日現在も腰痛で通院中です。
    レントゲン、MRIともに異常なしでホっとしてはおりますが、痛みが引かず、普段の生活はもちろん仕事にも支障があります。
    もしこのまま治らなければ後遺障害の申請となると思いますが、レントゲンやMRI等で異常が見つからなければ、腰痛による後遺障害の認定は困難でしょうか?
    現在の治療はシップや鎮痛剤の処方に加え、電気を流すリハビリを始めたところです。
    痛みが厳しいので今後ブロック注射や、鎮痛剤以外の処方薬も試していこうと思います。
    私のように医学的所見に乏しい場合の腰痛で後遺障害認定を望んでいく際、注意した方が良いポイント等のアドバイスを頂けたら幸いです。

    • 戦略法務 より:

      画像で異常がない場合は14級9号となります。現在、受傷後1ヵ月なのでまだよくなる可能性はありますが、万が一後遺障害が残った時には、症状が説明できるように準備をしておくことをお勧めします。