SLRテスト(staraight leg raising test)は、神経学的所見というよりは理学的所見でしょうか。それはともかく、SLRテストは腰椎ヘルニアなどで神経根が圧迫されたときに異常が見られるテストです。SLRはラセーグ兆候ともいいます。
SLRテストは仰向けになり片足を上げます。すると、おしりから足にかけて放射痛、痺れ(坐骨神経痛)が発生します。
このSLRテストでは、L4-L5,L5-S1高位の腰椎椎間板ヘルニアなどで上記症状が現れます。
SLRテストは、ヘルニアを診断する上でとても参考になる検査ですが、自覚症状のみで検査結果を出すものなので、詐病が可能なことから後遺障害認定作業ではさほど重要視はされません。
しかし、医学的には腰椎ヘルニアを診断する上では、最も有効とされています。こういった医学と後遺障害認定基準に差があるのが交通事故の難しいところです。
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