胸椎ヘルニアは背部痛があれば、後遺障害の観点からすぐに疑って然るべきものだが、、

胸椎ヘルニア

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胸椎ヘルニアとは?

胸椎ヘルニアとは、頚椎腰椎ヘルニアと同じように、胸椎の椎間板がヘルニアを起こした状態の事を言います。手や足がしびれると、首や腰のMRIは撮影しますが、胸椎のMRIは行わないことが多く、見逃されるか、発見が遅れがちになります。

なぜなら、胸椎ヘルニア自体の症例が少なく、胸髄に外傷性の異常が生じるという事自体を疑う医師は少ないからです。

胸椎ヘルニアの場合、腰椎ヘルニアなどとは違って、脊髄が椎間板に密着している事から椎間板の突出の影響を受けやすいという特徴があります。

ただ、問題は胸髄の仕組みがあまり解明されていないところです。

胸椎ヘルニアの治療

胸椎ヘルニアで症状が酷い場合は手術となります。それ以外は頚椎捻挫等と治療方法は変わりません。

症状は色々あり、胸椎ヘルニアは背部痛が基本的に存在する事を前提として、その胸椎の肋骨に沿った皮膚感覚の異常が生じるというのが神経根の障害と言える症状です。そして、上肢のシビレ、下肢にシビレ、上下肢の痛みや知覚の低下、排尿障害など様々な症状が生じるとされています。神経根の障害なのか脊髄の障害なのか、その部位によって様々な症状が生じるのが胸髄の特徴です。

そして、胸椎の神経学的所見でもっとも有名なのはビーバー兆候というもので、腹筋を行ったときにヘソが上方に動くとT10~12の神経根症状、ヘソが下方に動くとT7~10の神経根圧迫となります。

また、胸椎では関節突起や椎弓根部の骨折,椎体の圧迫骨折の見逃しにも注意をしたいです。

胸椎ヘルニアの後遺障害への道

胸椎椎間板ヘルニアでは、肋間神経痛という肋骨に沿った痛みが生じるといわれていますが、これは神経根が椎間板によって圧迫された場合です。脊髄自体が圧迫されると、時に膀胱障害、時に下肢症状などなど多彩な症状が出ることになります。

胸椎ヘルニアで一番問題となるのは、症状と交通事故との相当因果関係です。初診近傍に背部痛に関する症状などが確認されない場合は、非常に厳しいものとなります。

相当因果関係が問題ない場合は、画像所見で異常があったとして、それが症状の原因と説明できるか?という難問があり、これと同じくして、そもそもヘルニアによって胸椎に自賠責の考える明らかな異常と言えるような所見は見いだせるのか?という課題をクリアすると、後遺障害の等級の対象になってきます。

胸椎ヘルニアでは、症状と所見によってが等級が認定される時は、14級・12級・11級・9級が主な等級となります。

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