交通事故が原因で肩関節脱臼をおこす場合があります。
腕でダランと垂れ下がり外見からも方が下がっている事がわかるのが特徴です。
治療
肩関節脱臼のほとんどが上腕骨頭が前方に脱臼するものです。徒手整復操作としてヒポクラテス法(Hippocrates法)・コッヘル法(Kocher法)があります。ヒポクラテス法は脇に足を入れ強引に引っ張る方法で肩関節脱臼を元に戻す方法で皆さんも良くご存じの方法です。コッヘル法は前腕を回しつつ「この辺?」といった感じで肩関節脱臼を元に戻す方法です。他にもStimson法という被害者をうつぶせにして腕を垂直に軽く引っ張る(おもりを使ったり)方法ですが、このStimson法で肩関節脱臼が元に戻ると予後が良好な場合が多いです。
いずれも3週間程度の安静が必要です。
後遺障害への道
肩関節脱臼は10級・12級・14級の可能性があります。
反復性肩関節脱臼というのがあり、これは女性や弱年層に多いもので、脱臼が癖になる事を言います。この場合は12級に該当します。
あとは、肩関節脱臼時の状態や合併症により、また肩関節脱臼は、その後のリハビリをどのように行っていくかでて等級が変わる事があります。
肩関節脱臼は、肩関節脱臼にせよ反復性肩関節にせよ、交通事故後の固定が終わってから放置するからの対応によってで後遺障害の等級が変わるといえます。
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