足首捻挫と靱帯損傷
足の捻挫は、足の裏側が内側に曲がる状態(内反)で生じます。その時、前距腓という靱帯が損傷し痛みが発生します。あまりないですが、足の裏側が外に曲がる状態(外反)で生じる捻挫は、三角という靱帯が損傷し痛みが発生します。
ここでいう、靱帯の損傷とは、大きく3つに別ける事ができます。それは、靱帯が伸びる(軽度)、靱帯の一部が切れる、靱帯の全部が切れる(重度)というものです。捻挫と呼ばれるものは、「靱帯が伸びる」に該当している事がほとんどです。
足首の靱帯損傷の治療
足首の靱帯損傷の程度はストレス撮影によって判断します。その結果、talar tilt amgleに角度が生じた場合などは重度の靱帯損傷と判断されます。
軽度の場合には、2~3週の間、テーピング等で固定され特に手術などを行う事はありません。基本的には安静が治療となるものです。
重度の場合には、1カ月以上のギプス固定や手術となります。この場合は、関節の機能に後遺症が残る可能性があります。
靱帯損傷の後遺障害への道
後遺障害としての等級は、痛みに対する認定では14級、足関節の機能障害では12級、10級、8級が認定されます。
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